Webサイトをデザインする際は、まずどのくらいのコンテンツ幅で作るのかを決める必要があります。
このコンテンツ幅というのは、その時の技術などに影響を受けるので、サイズ感を間違えると時代遅れのサイトに見えてしまうこともあります。
では、どのくらいのコンテンツ幅がよいのかということですが、PCであれば「1920×1080」もしくは「1366×768」が、スマートフォンであれば「375×667」もしくは「414×896」が最もシェアの大きいサイズとなっているので、これに合わせたコンテンツ幅にするとよいでしょう。
そして、昨今はレスポンシブで作られたサイトが増えていますが、レスポンシブで作る場合は表示するいちばん大きなコンテンツ幅で作るべきです。
また、情報量がコンテンツ幅を決める重要な要素となることもあります。
コンテンツ幅が時代に合わせて変わってきたのと同じく、本文に適した文字の大きさも徐々に変わってきています。
昨今の潮流としては、PCであれば14~18pxが、スマートフォンであれば13~16pxが主流となっています。
また、1行あたりの文字数も考えるべきです。
コンテンツの端から端まで文字を並べてしまうと、視線の移動距離も長くなり読みづらくなります。
読みやすさというのは、文字の大きさや行間などにも影響されますが、1行あたり35~60文字程度がストレスを感じずに読める範囲と言えます。
とはいえ、常に同じ文字数にすればよいというわけではなく、サイトの内容に応じて微調整はする必要があるでしょう。
また、同じサイトであっても特定のエリアでコンテンツの中に余白を作るなどして、表示される幅を変えていることもあります。
特に意味もなくコンテンツの幅を変えるのは、デザインの統一性が損なわれますし、コーディングも面倒になるので推奨できませんが、一定のルールの下に2種類程度の幅を使い分けることで、見やすいサイトにすることもできます。